愛犬てんチャン~生きてるだけでまるもうけ~

生きると言うことは、色んな感情を手に入れると言う事だと思う。
様々な体験を通して、今まで知らなかった感情体験をし、人に共感できる心を育てていく。
それを教えてくれたのが、愛犬だったと思う。
東京へ一人で行った時は、自由過ぎて、何でもありで、守るものが無かったから、強かった。
守るものが出来て、臆病になったのに、
守る為に頑張れて、守っているようで自分が守られているということを知った。
ーーー
深夜2時ごろ、仕事が終わらずにパソコン作業をしていたら、父が騒がしく何かを叫びはじめた。
声から、何だかもの凄い恐怖感を味わい・・・数秒後、父が凄い勢いで私の部屋へ来たのが分かった。
そして次の瞬間に私が目にしたのが、父に抱かれて横たわる愛犬のてんちゃんだった。

手足がピンと伸びきって、痙攣をしていた。
目が、もうろうとなっていて、てんちゃんの前に私の家でいたイブの死に際を連想させた。

「嘘だろ?!てんしん!!」
と父が何度も叫んでいて、私は頭が真っ白になってしまった。

「何か喉に詰まらせたのかもしれん」
と父がてんちゃんの口に手を入れようとしたが、なかなかてんちゃんは口を堅く閉じたまま開けてくれない。
何か食べたのなら、と、私もてんちゃんの口を開けて、ようやく父の指が入った。

舌を巻いていて、呼吸困難に陥っていた。
指を奥の方へ入れたら、呼吸を少しずつ取り戻した。

暫く、よたよた、ふらふら、ちゃんと歩けない状態が続いた。
夜間診察の出来る動物病院を探したが、田舎にはなく・・・朝まで待つしかなかった。
また、具合が悪くなったらどうしようと、父、母、私で交代でてんちゃんを見て、寝ることにしたが、
心配で結局寝れなかった。
ーーー
朝5時、
てんちゃんは殆ど元気を取り戻していましたが、病院へ朝いちばんで連れて行きました。
レントゲンを撮りましたが、お腹の中に異物はありませんでした。

お医者さんのお話しによると、てんかんの可能性があると言われました。
もう、てんちゃんは16才です。

人間でいうと、90代のおばあちゃん。
目も、耳も、悪くなっていて、嗅覚も今はあまり・・・
脚力も随分と弱くなりました。

この写真は、私の家に来た時の写真。
初めて私がてんちゃんを撮った写真です。
ちなみに、隣にいるのは私・・・(写っているのはズボン)

写真の通り、昔は茶色い毛が頭に沢山あったんですが、今ではおばあちゃんになって、白髪です(笑)

そして、ロングコートチワワなので、毛を伸ばしていた時もありましたが、
今は毛もここまでは伸びなくなりましたね。

こちらが今日のてんちゃんです。
白髪でも、白クマちゃんみたいで可愛いでしょ。

東京でも、私は色んな場所へ引っ越していたので、そのたびにてんちゃんもお引越しで、
何度も飛行機も乗ったし、何度も新幹線、バス、電車移動、てんちゃんには、あちこちとさせてしまって・・・かわいそうなことをしたと思っています。

沢山、ストレスをかけてしまった気がして、
今は田舎の広い実家でゆっくりと老後を過ごさせてあげたいと思っています。

てんちゃんとの写真、動画、思い出が本当に多すぎます。
色んな新しい感情を私に教えてくれました。

昨日も、今が当たり前だと思っちゃいけないと、
コロナで県外へ出れないこと、会いたい人に会えないこと、
そんなことに不満を感じ始めていたこと、
反省しました。

コロナにかかって、今、本当ならここにあった命が、沢山失われているんですよね。
それを思うと、人に会えないのがなんだ、生きているんだから、良いじゃないか。
そう思いました。

昔よく、「生きてるだけで、まるもうけ」そう言って生きていたことを思い出しました。
人間は、だんだんと贅沢になるもので・・・だんだんと今ここに在る幸せに感謝を出来なくなってきます。

足が動くこと、手が動くこと、目が見える事、耳が聞こえる事、話せる事、踊れること、家族がいる事・・・

失ってから気づくのではなく、
全部、当たり前だと思わないで、
「今」出来る事に感謝をして生きていきたいものです。

そう、昨日またてんちゃんに教わりました。
いつも、ありがとう。